最終目標は、日々の扱い高が、数千万円、数億円の取引きで、多額の利益を紹介できるようなブログにしたいのですが、、、、
現実は、少ない資金で一攫千金を夢見て信用取引、お決まりの大損失、、、、残った株式資産で何とか活路を見出そうともがいています。
藁をもつかむ一心で、株主優待銘柄での復活を画策することにしました。
どうして株主優待だったのか!?
このブログでは取引した株主優待銘柄や優待品を中心に紹介していきたいと思います。株主優待を目当てにした投資なんで、邪道だ、投資家のすることではない!とおっしゃる方も多いかと思います。
わたし自身がそうでした。
弱小のアマチュア投資家でありましたが、キャピタルゲイン(売買益)を得ることだけを考えていました。
配当金もほとんど眼中にありませんでした。
ここでは、優待品の紹介をする前に、なぜ株主優待銘柄なのか、これまでの反省を含めてご紹介したいと思います。
アマチュア投資家の生き残り方の一つのアプローチとして優しい目でみてください。
なるべくして破産状態!
よくあることかもしれませんが、自分のお金だと、頭で理解していることができません。
負けを認めるのが悔しくて、値千金と言われる損切りができません。
2009年以前は、現時点で記録で確認できる2006年くらいまでの間は、年間の売買総額では売り買いの各々で2100万円~3900万円くらいの株を動かしていました。
プロの方なら一日分の売買額以下でしょうが、わたしには虎の子のお金を信用で動かしてもこの程度の規模です。
それなのに、リーマンショックの後は、信用取引分の株のほとんどを決済し、100万円台の株式資産しか残りませんでした。
そのため、その以降の株の年間取引額の総額は、1000万円を超える年はありません。
110万円以下の年がほとんどでした。
リーマンショック後では、数百万円以上の年間株取引き額になったのは、昨年を含めた2年間のみでした。
年間取引額が0円の年(取引をしない年)も2011年の東北大震災時を含めて3回ほどありました。
ここで、リーマンショックとは、、、、
アメリカでのサブプライム層への貸し出し(住宅や自動車)ローンが、住宅バブルが弾けたために不良債権化し、このサブプライムローンを証券化して沢山扱っていた投資会社であるリーマンブラザーズが2008年9月15日に経営破綻し世界経済に与えた衝撃。同月には保険会社大手のAIGも倒産し、アメリカをはじめとする世界経済が混乱した。
日本はサブプライム商品は扱っていなかったにも拘らず、この煽りを受けて、急激な円高が進行し、最終的には70円台まで円が買われた。
これにより、輸出産業の低迷、5%を超える失業率、年収の減少、少子化現象につながった。
日経平均もリーマンショック直前の2008年9月12日の12,214.76円から2009年3月10日7,054円(大底)となる暴落となった。
ただし、一番底は2008年10月27日の7162.90円だった(リーマン破綻直前株価と大底での下落率▲42.2%)。
ただ、リーマンショック以前からサブプライム問題で日本株は1年以上に渡ってダラダラと下落しており、その下落率は60%以上にも及んでいたということです。
確かに2007年の確定申告では50万円以上のマイナス決済でした。この時点で何らかの手を打っておけば良かったのですが、、、、後の祭りです。
(制度)信用取引
株取引をはじめた当初は、東証一部だけでなく東証二部、新興市場銘柄も含めて投資していました。しかし、新興市場銘柄で、2社紙屑になった会社があり、それ以来は東証一部銘柄での投資としました。
リーマンショックの前までは、動かせる現金が少なかったため、信用取引がメインでした。
この時点で、自分でも信用取引するに値しないバカものであるという認識も持っていました。
デイトレ
デイトレに関しても、わたしのビビりの性格上、合わないことを自覚していましたが、それでもチャンスがあるとトライしていました。実際デイトレをやると、成功しても僅かな利益で、失敗すると大きな損失となることが多々ありました。
コツコツ稼いでも、一度の失敗でチャラもしくはマイナスになってしまいます。
失敗と判断した時に、損切ができずに、ダラダラと建て玉をもってしまうこともありました。
切り損なった時に限って、ズルズルと継続した下げの蟻地獄に引き込まれます。
デイトレにハマってしまう恐れもあったのですが、これまでは会社勤めであったため、そうそうデイトレができない環境であったことは幸いでした。
過去の投資状況
そのようなこともあり、通常は、数か月~2年くらい先を見ての株の売買をしています。そのような売買でも当時メインで行っていた信用取引は、値動きによっては、ボーナス以上の利益がその都度出ます。
この時の快感は忘れられません。アドレナリンが出っ放しになります。
下げる時は、どんどん数字が飛んでいきます!?
当時は、良い時で、300万円弱儲かった年もありましたが、数十万円規模でマイナスになる年もありました。
リーマンショックの前までは、そんな状況でしたが、資産は、倍~数倍程度にはなっていたと思います。
ただ、それらはネットの口座上での話で、現金に換えて持っているわけではありません。
儲かった分は、さらに株に換えて持ち株を増やしていきました。
現物と信用で二階建てで株を持っていたので、口座上の株式資産としては2000万円を超えるような見積金額になっていた時期も、しばしばありました。
儲けた分は、使う、現金化する、のが望ましいのですが、株取引の自由度を拡大したいという思いには勝てずに、多少余裕を持った信用保証金のみ確保して、すべて株へフィードバックしていました。
そして結果は!
リーマンショックです。この時は、最初は直ぐにポジションを落とすことを考えました。
「すべて決済すれば半分以上の資産は残せる」と、当然わかっていました。
しかし、それを実行することができませんでした。
実行直前で、半分を失うことを確定させることが許せなかったのです。
ここで、「少し様子をみよう」と自分の判断を変えてしまいました。
その持ち越してしまった株の下落が続き、もう見たくないと思うようになりました。
そして、仕事にカマケテちょっとほっておいたら追証を2回入れるハメになっていたのです。
今思えば、瀕死の状態であったものを、放っておいたのだから仕方ありません。
ほぼ破産状態となりました。
3回目の追証が迫った頃に、幸いにも、なんとか日経平均が下げ止まりました。
ほとんど失いましたが、マイナスだけはなんとか免れました。
僅かに残った株資産で立て直しをせざる得なくなりましたが、まだ株ができるということは正直ありがたかったです。
空売り
リーマンショックのケースでは、すでに(制度)信用取引をしているので、当然、信用売りをして保険をかける、利益確保に舵をとることもできたはずです。空売りは投資家としては、常套手段です。
特に、継続した下落相場では、利益確保に有効な手段です。
わかっているはずだったのですが、この場面でも空売りできませんでした。
板の動きを見ずに、朝一の寄りで空売りを入れる度胸がなかったのです。
投資で凍死!
先に記載したように、リーマンショックのように急激に、しかも継続性を伴う下落に対しては、損切りも空ウリもできない性格のわたしには、信用取引、それも現物との二階建ての買は無謀でした。投資資金のほとんどを失って初めて、現物取引の重要性を認識しました。
ほんとうに、「今更何を!」です。
現物取引では、動かせる資金も少なく、厳しい状況になりました。
リーマンショックの後に、その反動によるそこそこの戻り高と、その後の取引きで、数年かけて、なんとか100万円弱の資産を戻すことができました。
しかし、多少戻せても、それでもまだ株資産は200万円台と乏しく、仕事の忙しさもあり、株への取り組みも希薄になっていました。
このようなことも有って、全くやる気がそ削がれてしまいました。
そのため、これ以降一年弱は、ほとんど株には触れず、懐も心も寒く、凍死状態でした。
目覚め!
しばらくして、巷に少しずつNISAが浸透してきていました。
証券会社も競って顧客確保をはじめました。
当初は、とりあえず年間100万までの投資額について税金がかからないということでした。
5年間の保有期間制限がありました。
5年という保有期間の制限も個人的には扱いやすい期間と感じました。
そんなこともあって、無税なら少しやってみるかと重い腰を動かしました。
しかし、株を動かすにともない前の反省から現物取引だけにしようと決めました。
信用取引の誘惑から足を洗うには、これまでの刺激に代わる何かの見返り・興味が必要と思いました。
株主優待銘柄の売買を中心に取引をはじめることにしました
優待品を貰うためには現物取引が必須です。
そちらに主眼をおけば、信用取引から離れられると考えたからです。
「信用取引から離れる動機づけにしよう!」と思いました。
リーマンショック前までは、株主優待をもらった覚えがあるのは吉野家くらいでした。
この株は、何度かは売買を繰り返して優待券と多少の利益を得ていましたが、大幅に株価が下がって以降、塩漬けにして持っていた数少ない現物株でした。
塩漬け等で株取引を控えていた時期に優待券で牛丼を食べたりしていると、これも「いいな」と思うようになっていました。
それ以降、缶詰や、ジャムや日用品がもらえる株主優待銘柄に注目した売買を少しづつ増やしていきました。
また、特に当時の缶詰や日用品銘柄は、わたしにとっては、優待だけでなく、キャピタルゲインも取りやすい銘柄、つまり相性の良い銘柄の一つになりました。
それまでは、自分の専門にあった株が良いと思い込んでいましたが、それらの銘柄は海千山千の手練れたプロが凌ぎ合う銘柄でもあったと思います。
素人がまともに太刀打ちできる場所ではなかったのかもしれません。
むしろ、株主優待銘柄の方が、わたしには相性良かったということが、ようやくわかってきました。
それらの銘柄は、優待・配当の権利日があるので、その動きも絞りやすいと言えます。
塩漬けしていた他のジャンルの銘柄や、買い替えて保有した株もそれなりに株価が上がってきていたので、これらを株主優待銘柄にシフトしてもいいかなとも思いました。
そして、この頃にNISA口座を開いたこともあり、投資の環境も熟したと感じました。
そのような訳で、優待銘柄をメインとした取引で、株取引きをやり直そうと考えました。
株主優待獲得のための「つなぎ売り」
そのような訳で、個人的には「信用取引とできるだけかかわらないようにしよう!」と決めました。しかし、株主優待を確保するための「つなぎ売り」という手法を良く耳にするようになりました。
これには(制度)信用取引が必要です ※注1
「現物で優待銘柄を買って、信用で売る」という手法です。
優待の権利が確定したら、翌日に現物株を信用で売った株に渡して「現渡」決済をする手法です。
うまく使えば有効だと思います。
ただし、わたしは個人的には使うことはないと思います。
その理由は「逆日歩懸念」と「配当金が貰えない」ためです。
※注1 現状は、証券会社によっても異なりますが、(一般)信用取引でも、かつて高かった利息も安くなり、売りが可能な取引銘柄数が増えているようです。一般信用取引は、制度信用取引のような6か月の保有期間制限がありません。
逆日歩に注意!
制度信用取引の売りでは、売る株が不足すると「逆日歩」という利息が発生します。通常は、信用取引で買う人が利息を払いますが、信用の売り方が増え、売る株が不足すると売り方が利息を払います。
そして、この利息は、思わね高額になることがあります。
加えてこの利息は、日々の貸し株の状況により毎日利息が変わります。
これは清算する受け渡し日の期間に渡って積算されます。
千円~数千円の株主優待をもらうために、同程度の金利を払ったり、それを大幅に超える金利を払うリスクがあります。
つなぎ売りをする方は、少なくても逆日歩と信用倍率に十分注意が必要です。
配当金 もらわないの?
配当金についても権利確定の2~3か月後に支払われます。通常は、年に1回もしくは2回配当があります。
信用取引の場合は、配当調整金として、売り方が支払い、買い方が貰うということになります。
つなぎ売りの場合は、現物の配当金を貰って、信用売りの配当調整金分を支払うので、ほぼトントンですが、言い換えれば、「配当金はもらえない」ということになります。
この配当金は、優待品よりも金額的に高いという銘柄も多くありますので注意が必要です。
ただ、逆に、株主優待銘柄でも、優待品の優待率が高く、配当金が1株数円以下とほとんど無いに等しい銘柄もあります。
優待率が高く、配当率が低い、このような銘柄については、逆日歩の注意はありますが、つなぎ売り候補として良い銘柄かもしません。
あくまで個人的なアプローチ
個人的な感想としては以下になります。短期的には、①株の売買利益 ②株主優待と配当金、① or ②を選ぶかの二者択一が良いと思います。
①だけ狙う方が利益確保の確率は高いです。
②を優先したとしても、上手くいけば②を確保した上で①も得られます。
ただ、②を優先して権利落ち日に暴落する銘柄も沢山あります。
暴落しても、次の権利日、さらに長い目でみて株価が上昇が見積れるなら、持っていれば良いと思います。
資金に余裕があれば、同じ銘柄をずっと持っているということも有りだと思います。
ただ、現在(2018年5月時点)の日経平均は高い位置にある状況とも言えるので、これから購入する株については、通常より大きな下落のリスクも考慮する必要があります。
また、つなぎ売りする方も増えたため、逆日歩の発生頻度も上がり、その踏み上げを狙って、権利落ち日に暴落しない銘柄も多々あります。
そういうケースでは②+①が取りやすいと思います。
わたしの場合は、資金もそれほど無いので、ある程度、銘柄を回しています。
タイミングを見て興味のある株主優待銘柄の現物株を買います。
上記の ① or ② の選択をします。
権利日前に一度を売ってから、権利日前に再度買い直して優待取りをすることもあります。
ここでは株主優待銘柄をメインで売買する方向としていますが、必ずしも優待品をもらうのが目的ではなく、
利益確保が目的ですので、状況により①を優先した売買をすることもよくあります。
家族で複数の名義人での投資が効率的!
株主優待は、通常取引の最小売買単位から貰える銘柄が多いのですが、例えば1000円相当の優待品が100株で優待獲得最小株数の銘柄の場合、200株で優待が2000円相当(もしくは2つ)もらえるかというと、そのような銘柄は僅かです。例えば、100株で1000円分、500株で2000円分、1000株で3000円分というように、株数に優待相当額は比例しないケースがほとんどです。
そのため、複数人の名義で優待を獲得する方が有利です。
わが家では、おかあちゃん(家内)も口座を持っており夫婦で対応しています。
また当初100万円、現時点(2018年)では120万円の投資資金まで税金がかからないNISA枠も夫婦で確保しています。
NISAは、株の売買手数料がかからないだけでなく、株の利益、配当金にも税金がかからないのでうまく使っていくとかなり有効と思います。
ただし、株主優待品や、配当金が良くても株価がそれ以上に下がっては意味がないので、そのような銘柄についても随時コメントしていきたいと思います。
株主優待品の紹介
本ブログでは、実際に入手した株主優待品の紹介をしていきます。注目する銘柄については、配当等についてもコメントしていく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
0 件のコメント :
コメントを投稿